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授乳期間中にでるプロラクチンというホルモンが、授乳期間でないのにもかかわらず沢山出ている状態。女性では排卵障害や無月経、稀発月経を起こし、不妊の原因となる。原因は1.薬剤性、2.甲状腺機能低下症、3.プロラクチン産生腫瘍、4.薬の副作用、5.ストレスなど。
この記事を読んでいただいている方は、高プロラクチン血症と診断された方やそのご家族の方など身近な方だと思います。
私も高プロラクチン血症と診断されたときは、一生子どもを授かれないかもしれない。自分が不妊だなんて。子どもを強く望んでいた夫にとても申し訳ない。と、めちゃくちゃ悩みました。
ただ結論から言うと…診断後2か月半で妊娠判明、無事出産に至りました!
この記事には私が高プロラクチン血症と診断されるまで、診断されてから妊娠するまでを書いています。
高プロラクチン血症でも妊娠できた!ということで、同じように悩む方に少しでも望みを持っていただければと思います!
妊活開始
我が家は結婚前から夫婦で子どものいる未来を想像していました。入籍▶︎(半年後)結婚式▶︎(2ヶ月後)新婚旅行というスケジュールだったので、新婚旅行が終わったら妊活しようと決めていました!
私たちの思っていた妊活は、”排卵日にタイミングを合わせて致す”ということでした。
アプリで排卵日予測をして狙ってみてもなかなか授かれず、排卵検査薬を買って使ってみるもなかなか授かれず…。そのうちに友達の妊娠報告も素直に喜べず、友達の子連れで遊ぶのも全力で楽しめなくなってきていました。
夫婦喧嘩も増えて、排卵日前後は特に喧嘩ばかりしていました。それほどに妊活にストレスを感じていました。
受診を決心
妊活開始から1年が過ぎなにか変えなければと思い、病院に行く決心をしました。この時点で夫にも、必要な検査をすることを約束してもらいました。
病院に行くと決めたものの、とりあえずどうすればいいかわからない。なので、”近くの産婦人科”へ行きました。
受付で来院理由を話し問診票を記入して、状況を説明、採血などの検査をしてもらいました。また夫の検査もしたい旨を伝え、キットをもらいました。(夫の検査はキットを持ち帰り、次回受診の際に提出するというものでした)
とりあえずタイミング法で様子を見ようということで、病院へ通うことになりました。
医師の診察の元、エコー検査や尿検査などをもとに排卵日を正確に把握し、妊娠を図ること。
高プロラクチン血症判明
通ううちにわかったことは、私は高プロラクチン血症(内服治療が必要なレベル)、夫にも少し不妊因子があるということでした。
生理の周期は少し長いし多少前後はしていましたが、妊活すればすぐにできる、自分は健康体だと思い込んでいたので、自分に不妊要素があると知って少しショックでした。夫にも申し訳なく思いましたし、もっと早く受診していれば…と、とても後悔しました。
高プロラクチン血症が判明してから、カバサールの内服が始まりました。
カバサールを飲み出してからは、副作用なのか眠くて眠くて仕方ありませんでした。病院でも相談しましたが、多少は仕方ないということで飲み続けることになりました。
1回目のタイミング法
受診は1~2週間に1回なのですが、排卵日付近は数日に1回や毎日のように通う必要がありました。
排卵日付近での受診で卵のサイズを確認して、先生の「この日か次の日頑張ってね!で、その次の日に来てください。」で診察が終了します。
次の受診で排卵が完了したことが確認できたので、「生理が来ればその後に受診、来なければ検査薬して受診してください。」と帰されました。
結果生理がきたので、生理後に受診して2回目のタイミングを待つことになりました。
2回目のタイミング法
また排卵日付近で卵のサイズを確認後、「この日か次の日頑張って!その次の日に来てね。」で診察終了。
次の受診で排卵しておらず、「排卵してなかったし、卵大きくなりすぎてるね…。今日か明日頑張って明後日きてね。一応注射しとこうか。」となり、hcg注射を打って診察が終わりました。
そして次の受診では排卵しており、また生理が来ない日を待つことになりました。
妊娠判明
生理予定日はアプリで管理していたのですが、遅れやすかったのでその日になってもそわそわしていました。しかし”なんとなくいつもと違う気がする”という直感で、夫が不在の時間に妊娠検査薬をしてみました。
結果は陽性。
ですが高プロラクチン血症と診断されて間もないので信じられず、何かの間違いかもしれないので一旦保留と思うことにしました。
そして次の日も朝一で妊娠検査薬に挑戦。結果は陽性。
これは!ということで夫に報告し、再度夫にも公表したうえで検査薬をして陽性を二人でリアルタイムで確認しました。
もともと生理後ぐらいに受診と言われていたので、それぐらいのタイミングで受診して病院でも妊娠判定をいただきました。
妊娠判定後すぐにカバサールも中止となりました。
その後切迫流産などもありましたが、この妊娠から娘が産まれてくれました。
医師も看護師も高プロラクチン血症ですぐに妊娠したことには驚いていたので、レアなケースかもしれません。でも妊娠できる可能性は大いにあると思います。
妊娠前に意識していたこと
我が家はありがたいことに、治療を始めて2ヶ月で授かることができました。夫婦で不妊要素ありだったので、先生も助産師さんも驚いていました。
2か月で授かれたことは奇跡に近いと言われましたが、その後も奇跡が続き今娘が毎日一緒に笑って過ごしてくれています。
もちろん治療のおかげですが、いつ授かっても良いように体調も整えることを意識していました。
1.体重を整える
できるだけBMIによる計算のやせ以上でいることを意識しました。美容への意識から標準以下でのキープとなりましたが、やせ以下にはならないようにしました。
2.生活習慣を整える
朝食を抜きがちだったので、フルーツだけでも摂取するように心がけました。また夫の仕事が夜遅く夕飯が遅くなってしまうので、食べすぎないように意識しました。
3.葉酸サプリメントの飲用
妊娠1か月前から必要と言われる、葉酸のサプリメントを飲んでいました。どのタイミングで妊娠しても良いように、妊活開始とともに飲み始めました。夫も一緒に飲めるものもあったので、夫にも飲んでもらっていました。
まとめ
両家とも不妊の要素はなく、自分が健康体だと思い込んでいたので、まさか不妊要素があるとは思ってもいませんでした。(私も夫も。)
受診後は内服や先生によるタイミング指導で、肩の荷がおりた気持ちになり、喧嘩もかなり減りました。(むしろほぼなくなりました) ただタイミング法は仕事や予定を無視してこの日!この日!と言われるので(もちろん授かるために必要なことなのですが)、”頑張らなければ授かる気がない”と認定されると少しストレスもありました。
高プロラクチン血症と診断された直後は”高プロラクチン血症 不妊” “高プロラクチン血症 妊娠できた” など色々調べました。”不妊”というワードが沢山出てくるのでマイナスな気持ちにもなりましたが、内服治療が始まったことで少し安心した気持ちもありました。
高プロラクチン血症について調べたときに、高プロラクチン血症でも妊娠できるという希望につながるものが一切出てこなかったのも、私をマイナスな気持ちにさせました。
なので同じように悩む方に、妊娠→出産できた事例があることが伝わればいいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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